キャノンの一眼レフカメラを購入し、レンズキットを購入後、新たにレンズが欲しくなり、レンズを探していると、
- EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
- EF24-70mm F4 L IS USM
とよくわからない数字が並びます。
焦点距離とF値は感覚的にわかるものの、ISやSTM・USMはよくわからないという人が多いでしょう。
この記事では、レンズ探しの時にレンズをしっかり読む知識を紹介していきます。
用語を抑えてしまえば簡単ですので、この機会にぜひ覚えてください。
焦点距離・F値など一眼レフカメラ用語がわからない場合はこちらの関連記事をどうぞ。
[box class=”white_box” title=”合わせて読みたい”]
[/box]
目次
EFはキャノン独自のレンズマウント
カメラにはそのカメラにあうレンズしか取り付けることができません。
- キャノンにはキャノン独自の『EFマウント』
- ニコンはFマウント(ミラーレスの場合は1マウント)
- ソニーはEマウント
とそれぞれのカメラメーカー独自のレンズマウントがあります。
- EFは、フルサイズ機・APS-C機に取り付けれるレンズ
- EF-Sは、APS-C機に取り付けれるレンズ
- EF-Mは、ミラーレス機に取り付けれるレンズです
- フルサイズ機にはEFレンズのみ
- APS-C機にはEFレンズとEF-Sレンズ
- ミラーレス機にはEF-Mレンズのみ
が取り付けられます。
タムロンやシグマなど他社製のレンズもキャノンに取り付けれますが、その場合、EFマウント・キャノン用のレンズを購入しないといけません。
〇〇−〇〇mmは焦点距離
例えで紹介した
- EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
- EF24-70mm F4 L IS USM
の場合、
10-18mmと24-70mmは焦点距離のことです。
焦点距離はピントを合わせた時のレンズからの撮像素子の距離のことをいいます。
単位はmmで表記され、写真に写る範囲の指標として使われています。
広角レンズは一般的に32mm以下・望遠は55~70mm以上から、それ以外は標準になります。
F値
F値は絞りの開き具合を数値化したもの。
数値が小さいほど光が多く入り、大きいほど光が少なくなります。
数値が低いほうが明るいレンズになり、暗いところでも撮影しやすくなります。
F値のFはfocusからきていて、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表記されます。
F値を大きくするとレンズは絞られて、光の入る量が少なくなるので暗く撮影できるようになります。
例えば、 F4からF5.6に上げると光の量は半分に、F5.6からF8にするとさらに半分になります。
[box class=”white_box” title=”合わせて読みたい”]
[/box]
- EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
- EF24-70mm F4 L IS USM
例えで紹介しているレンズのF値は上のレンズはF値が4.5から5.6へと焦点距離により変動するレンズです。
下のレンズはF値が4で固定されているレンズです。
F値が焦点距離に応じて変動するのが一般的なレンズですが、中にはF値が焦点距離を変えても固定されているレンズがあります。
F値が固定されているほうが撮影では使いやすく、設定などがしやすいのが特徴です。
LはLレンズのL
- EF24-70mm F4 L IS USM
F値の後ろにくるLは、『Lレンズ』のLで、キャノンには、最上級のLレンズというレンズがあり、「Luxury」のLからきています。
Luxury=高級品・贅沢品
キャノンのレンズにおいて、最高級のレンズとして、プロ品質と呼ぶに相応しい、描写性能と優れた操作性、耐環境性・防塵防滴仕様を備えたレンズになっています。
[box class=”white_box” title=”合わせて読みたい”]
[/box]
ISはイメージスタビライザー
- EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
F値の後に来る
『IS』はイメージスタビライザーの略
キャノン独自のレンズ内手ブレ補正のことで、安定した補正効果を出していて、手持ち撮影でもキレイな写真が撮れるのは『IS』のおかげです。
手ブレ補正が入っていることで、スポーツ撮影・動きながらの撮影も簡単に撮ることができます。
レンズ内手ブレ補正があることで、ファインダー上の確認もブレることなく見れます。
Ⅱ・Ⅲは第2・第3世代のレンズ
- EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
ISの後にくるⅡやⅢは、そのレンズの新しいバージョンのレンズになります。
例のEF70-300mm F4-5.6 IS II USMももともとは、EF70-300mm F4-5.6 IS USMがあり、バージョンアップされるとⅡ・Ⅲと名前に付け加えられます。
STMはステッピングモーター
- EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
の最後に付いてる、STMは『ステッピングモーター』の略
STMはStepping Motorステッピングモータで、キャノンの最新のオートフォーカスのモーターです。
起動・停止する時のレスポンスが速いことや制御性が高いという特長があります。
キャノンはオートフォーカスの速さが有名ですが、STMがあることで、高速オートフォーカスができます。
USMはウルトラソニックモーター
EF24-70mm F4 L IS USM
の最後に付いてる、USMは『ウルトラソニックモーター』の略
USMはUltrasonic Motorで、超音波モーターのこと。レンズ内蔵のオートフォーカスモーターで、高速なうえに作動音の少ない静かなオートフォーカスを可能にしています。
歴史的にはUSMのほうが古く、ISの方が新しいです。
どちらもオートフォーカス性能を上げるためのモーターです。
Canonレンズ用語 まとめ
例えで紹介した、
- EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
- EF24-70mm F4 L IS USM
- EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
も以上のことがわかれば難なく読めるようになります。
- EFはキャノン独自のレンズマウント
- 〇〇−〇〇mmは焦点距離
- F〇〇はF値
- LはLレンズのL
- ISはイメージスタビライザー
- Ⅱ・Ⅲは第2世代・第3世代
- STMはステッピングモーター
- USMはウルトラソニックモーター
という感じになります。
これを生かして、レンズ探しをしてみてください。
ではっ!!
カメラ製品はキタムラのネットショップがオススメです!
[kanren postid=”2180,2362,2159,3678″]