医療

鍼灸師の国家試験は2月の最終日曜日

どうも、シロクマアキラ@AKIRABLOG1です。
ブログでは全然医療に関することは書いていないですが、鍼灸師として治療院を経営しています。

そして、2月の最終日曜日は鍼灸師の国家試験!!

ぼくはちょうど10年前に国家試験受けました。
鍼灸師の免許を持って10年か〜。
10年いろいろありましたが、今開業して自分のお店を持っているので、夢は叶っています。

国家試験前日・当日の思い出

ぼくは大学時代は京都に住んでいました。
国家試験の試験会場は大阪だったので前日に前乗りをしてホテルに宿泊しました。

取ったから言えるんですけど、国家試験といっても鍼灸師の国家試験は勉強してたら普通に合格する難しい試験ではないんですよ。
だから学校内で落ちるのは1人とか2人とかしかいないくらいなので、

「落ちるわけにはいかない!!」

っていうプレッシャーがあるんです。
なんせ試験に通らないと翌年の大学4年での実習はすべて見学に。実務経験が積める大学なのにそれが受けれなくなるので、「落ちるわけにはいかない!!」んです。

だから、前日は同級生みんなでごはんに行くんですけど、めっちゃ暗いんです 笑
全然盛り上がることもなく、淡々とごはんを食べてホテルに帰宅。少し勉強して早めに寝る。
そんな感じで前日は過ごしました。

試験日当日は持ち物の確認・まぁ筆記用具と受験票をしっかり確認して受験会場に友人と向かいました。
試験自体は途中退席しちゃうくらい余裕だったので、帰り道はみんな安堵。
その日のうちに速報で試験の回答が出るので、自己採点をみんなでして

合格だ〜〜〜!!

とお祝いに明け暮れました。

ぼくの学年の合格率は99パーセント。1人落ちた人がいたみたい。
でも、普通にやっていればホントに受かっちゃうので、受験する方は積み重ねたことを出せるようにしてください。

国家試験は受かる!!むしろ取ってからが勝負

とまぁ国家試験は受かって当たり前の世界なので、国家試験合格は通過点でしかないんですよね。
むしろ取ってからが大事です。

ぼくは大学だったので4年生という1年間の猶予があるのですが、その使い方が大事だと思いますし、
専門学生は取得後すぐに就職先での仕事が待っているので、すぐに実技ができるようにならなきゃいけません。
まぁ学生時代の積み重ねで治療できることもあるのですが、ぼくらの治療は経験値も必要になる世界なので、考えて治療していってほしいです。

大学の1年の研修はぼくにとってめちゃくちゃ貴重なものでした。
治療の真似事は学生時代からやっていたので、患者さん相手でもいける!
という変な自信がありましたが、全く良くならず・・・

座学の知識と臨床とで大きく違うこと・大学で教えていた授業は臨床家から教わった授業でなく、研究者から教わった理論的なものでしかないことを実感しました。
ぼくは実習じゃないのにゼミの先生に頼んで治療に入らせてもらってました。

大学4年とその後進む院生生活は今でも貴重な体験になっています。
そこで感じた自分の無力さを常に忘れず、驕らず、治療に向き合っています。

国家試験取得後、いろいろな経験を積んでほしいです。

技術の研鑽は当たり前。他のスキルも必要になる

開業してから思うのですが、技術的な部分って持ってて当たり前なんですよね。
それ以外の付加価値をどれだけ付けれるかが治療家をやる上で大事です。

  • 患者さんの対応の仕方・話し方・会話力
  • 経営判断
  • ホームページ作成技術
  • 治療家の人柄

自分という人間を磨く努力をするほうがよっぽど大事です。

治療技術なんて治療をしっかり続けていれば身についていくので、他に力をいれたほうがいいです。

治療院に勤めると技術向上!ってところが多いんですよ。
そればっかりに時間を費やすところが多いくらい。
患者さんの信頼を得る部分はそこだけじゃないので、自分磨きもやってくださいね。

国家試験が受かってこれから鍼灸師になる方に

ぼくは鍼灸師になってから病院に研修したり・病院に勤めたりしましたが、一般的な鍼灸院・鍼灸接骨院には勤めたことがありません。
正直、勤めている友人の話を聞いていて「自分には働けないな」と思っていました。
ひとりでずっとやっていますが、技術的な部分の研鑽を忘れず、自分磨きに時間をかけれたことはすごくよかったです。

これから鍼灸師になって、働く方にはいろいろな働き方があるので、「治療院だけのやり方が全てじゃない」と思っていて欲しいです。
この業界はブラックな部分も多いので、めげることも出てくると思います。
そんなときは一旦仕事から離れてみてください。

他の仕事をしている人を見たり、話を聞いたり、聞いてもらったり、もしよければぼくも聞きます。
迷った時には他業種の人に相談してください。
自分が迷っていることは大したことじゃない。とわかるはずです。

そして、医療系の道を突き進む仲間として、他院を蹴落とすのではなく一緒に頑張っていけるような治療院を作っていきましょう!!

ではっ!!

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