注文住宅で建築すると、土地探しから建物の外観・内装、そして外構まで、様々なことを自分で決めていかないといけません。
筆者も新居を建築中で、希望の土地・家の形が決まり、実際に建築が進んでいるところです。
建築の打ち合わせの時に、議題にあがったのが本記事のテーマ『境界ブロックフェンスは折半するか?』ということ。
建築中の我が家の両隣は完成済み。ですが、境界ブロックフェンスは、どちらもない状態。
土地の境界をはっきりさせるためには、もちろんあったほうがいいとのことなのですが、
- 我が家で全額負担してたてるのか
- 折半して半額負担してたてるのか
を決めなくてはいけませんでした。
まだ建築中でお隣のことも知らない状態・・・、そんな中、折半の提案をするなんてハードル高い!と思い、一時は我が家でたてることも検討したのですが、折半の提案をすることにしました。
結果としては、折半でたてることになったので、今回は1例として我が家がどうやって折半にしたのかを書いていきます。
目次
そもそも境界ブロックフェンスは折半するものなの?
そもそもフェンスは折半するものなの?ってところですが、これは地域・建築の土地によって違います。
- 境界ブロックフェンスは建築地域によっては建物の片側だけでいいケース(角地以外)
こんな感じで、地域によっては、角地の方は全部(ブルーの家)・ピンク・イエローの家は片側でいい場合があります。
- 境界ブロックフェンスは建築する・しないは自由なところ
ブロックフェンスの建築は自由な場所もあり、
- ブルー・ピンクの家ようにしっかりフェンスをつける家があったり
- オレンジの家のようにブロックだけ積んであったり
- グリーンの家ように全くブロックもフェンスもない家があったり
と、各家様々に建築する地域もあります。
今回の我が家は自由な地域で、建てない家もあるし、建てる家もあったりとホント自由。
先述の通り、両隣ともブロックフェンスがない状態でした。
ピンクが我が家になるのですが、ブルー家・オレンジ家ともにブロックフェンスはなく、ブルー家・オレンジ家に折半の話をするという状況です。
外構さんいわく、家の建築というと家・家の中がメインのハウスメーカーが多く、外構には力入れないところが多い。そのため、フェンスのことは曖昧になることも・・・。
隣がたてたらラッキー・隣と折半するために開けておいたら?と話すところも多いそうです。
そもそも、今はブロックフェンスをたてない・無くてもいいという人も多い・増えているそうで、折半の話しをしても、乗ってくれるかどうかはわからないそうです。
境界ブロックフェンスを折半で立てるための提案方法
両隣の家・それぞれに境界のブロックフェンスを折半しませんか?と提案しにいかなきゃいけないのですが、そもそも上記のように自由なため、ダメなケースもあるそうなので、ダメなら自分家の敷地にたてようと嫁と決めていました。
いざ、お隣さんに話しに行く・話すのはいつにしたか?
というと、筆者は、地鎮祭の時の工事の挨拶回りの時に挨拶と同時に『どうお考えですか?』と聞きました。
提案方法と書いておいてアレですが、お隣さんがどう考えているのかを聞くことで、折半の提案がしやすくなります。
お隣さん「折半するつもりで立ててませんでした」我が家「では折半でお願いします」
お隣さん「今の所は考えていません」我が家「うちとしては立てたいのですけど、折半でたてませんか?」→これでダメなら自分でたてようと考えていました。
今回は、お隣さんは片方は折半で建てるつもりだった・片方は考えてなかったという、まさに想定通りの回答で、折半を提案・お願いしてみたのですが、どちらも折半に納得で、あっさりと決まってしまいました。
実際の境界ブロックフェンスの工事までの流れ
では、実際に境界ブロックフェンスを折半することが決まったのですが、どうやって工事していくのか。
家同様、外構の工事も好みがあります。
いざ、折半でフェンスを立てていきましょうと言っても、そこからどんなブロックにして、どんなフェンスにしてというのをお隣さんと計画・話し合いしなければいけません。
- 外構工事はどこの業者で行うか
- 費用面はどれくらいにするか
- どんなブロックにするか
- どんなフェンスにするか
こんなところをしっかり話さないといけません。
外構業者は自分・お隣で決めてく
外構工事はどこの業者で行うか。というところですが、我が家が建築中・これから外構予定だったので、我が家で頼む外構工事と一緒にたてるか・新たに外構業者を探してたてるか、の2択でした。
我が家がこれから建築というのもあって、外構工事業者も一緒に建てるのがスムーズなのですが、提案してそれではイヤだということもあります。(価格面で外構業者が一緒だと少し怖いと思う方がいるそうです)
その場合は、我が家とお隣さんで新たに業者を探して、打ち合わせ・施工の流れになります。
幸い、どちらのお隣さんも我が家の外構工事で大丈夫とのことで、工事業者が決定しました。
費用面は正直に話して擦り合わせる
ぶっちゃけ、ここがキモというところだと思いますが、費用面はしっかりと話し合いましょう。
我が家としては、あまりお金をかけれるところではなかったので、なるべく抑えたいことを伝え、安くたてれるようにと話し合いました。
ブロック・フェンスは好みがある
価格を抑えたいと言っても、同価格帯でブロック・フェンスがたくさんあります(今回たててみて初めて知りました)。
ですので、施工業者に数種出してもらって、それから選んで見積もり・確認という感じになります。
話し合いの末、今回、選んだのがこちらのブロック。
比較的に安く、色があることで汚れが目立ちにくいブロックになっています。
リブロックというものになるそうです。
ピンク色に見えますが、ブラウンという色です。
また、ブロック上のフェンスも折半用のフェンスというものがあり、折半のために作られたフェンスがあるそうです。
ちなみに、画像のものも折半フェンスだそうで、柱がしっかりと真ん中になり、フェンスも真ん中だそうです。
折半になるとお隣さんとの話し合いで決めることがたくさんあります。
そこが面倒・まだどんな人かわからないからこそ、自分でやってしまおうという人・まぁ無くてもいいかという人がいることが今回やってみてよくわかりました。
折半になり感じたこと
今回やってみて感じたのは、折半にするのも結構大変だということ。ただ、フェンスが半額になって得する!ってわけじゃないですね。
上記のように外構のフェンスひとつとっても決めることがあって、それをお隣さんのところに出向いて話さなきゃいけない。
今回はお隣さんの話し合いはスムーズに決まったものの、それでも何回か出向いて、確認をしてくのは大変でした。
外構業者が我が家で決めたものだったため、お隣さんに話す→外構業者→お隣さんに確認と1回1回の確認だけでも結構時間がかかる・アポをとらなきゃいけないのが大変でした。
メリットとして、引越し前からお隣さんと話す機会・知る機会ができたのは、すごいよかったです。
今回、話し合いもスムーズで、お隣さんの人柄もすごい良いことがわかったので、安心して引っ越すことができます。
今後も長くお付き合いしていくので、折半の提案をしてよかったなと思っています。
ブロックフェンスを折半した時の問題
境界ブロックフェンスは修理・建て替えの時にも折半になるという問題もあるそうで、その都度、話し合いになるのも大変という意見もありました。
今後、何か問題(ないのを願います)が出たら、追記していきます。
まとめ
我が家がやった、境界ブロックフェンスを折半で立てる方法について書いてきました。
折半もうまくいき、話し合いも終わり、順調に工事に入ることができました。
大変なことも多い折半の提案でしたが、結果としてお隣さんのことが少しわかったこと、少し仲良くなれたのは、すごくよかったです。
これから折半を考えている人は、ぜひ、参考にしてください。
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