2016年3月25日に販売され、2年経つ2018年現在もCannonの人気機種である
EOS 80D
この機種はCannonの一眼レフカメラにおいて、エントリーモデル(一眼レフ入門機)である、EOS Kiss・EOS9000Dの上のモデルであるハイアマチュア機(中級機)として位置しています。
EOS 80D上にEOS 7D MarkⅡという上位機種があるのですが、EOS 80Dは中級機として中級者だけでなく、初心者にも最適な一眼レフカメラで、
- 一眼レフカメラ初心者の人でも写真にこだわりたい!
- はじめるからにはしっかりとした機種がいい!
という人におすすめの機種になっています。
この記事では、EOS 80Dの製品特徴・使用感のレビューを書いていきます。
目次
EOS 80Dの基本性能
有効画素数 | 約2420万画素 |
センサーサイズ | APS-C |
連続撮影速度 | 約7.0枚/秒 |
液晶サイズ | 3.0型タッチパネル |
測距点 | 45点 |
常用ISO | 100〜16000 |
映像エンジン | DIGIC 6 |
質量 | 約730g |
初心者のための用語集
⚫センサーサイズ
一眼レフカメラにはフルサイズとAPS-Cという2種類のセンサーサイズがあります。
このセンサーサイズ、大きいほど光の量を多く取り込むことができるので、暗いところの撮影に強く、色・画質も大きいほど綺麗に撮ることができます。
簡単に言うと、センサーサイズ大きいほど綺麗な写真が撮れます。
APS-Cサイズは赤色の26.3-15.8mm(Canonはオレンジ色の22.4-14.9mm少し他のメーカーとサイズが違います。)
エントリーモデル・中級機モデルの一眼レフカメラに多いサイズ。フルサイズは黄色の36−24mm。APS-Cの約1.5倍。センサーサイズが大きいので画素数も大きくすることができます。
⚫連続撮影速度
1秒間に何枚写真が撮れるかを表したものです。
⚫測距点
測距点はフォーカスポイントとも言われ、ピントを合わせるためのポイント・目印のことを言います。
測距点が多いと、ピントが合うポイントも増えるので、動くものを捉えるのには測距点が多い方が有利になります。
⚫ISO
ISO感度とは、光の感受性を数値化したものです。
感度を上げる(数値を上げる)と光の感受性が上がり、暗いところで撮影できるようになります。
一眼レフカメラCanonの特徴
キャノンのカメラの特徴を紹介します。
人物撮影が得意
Cannonはポートレート撮影・人物撮影を得意としています。
- お子様の成長に合わせて写真を撮りたい!
- 家族写真・旅行の写真を残したい!
- 風景も撮るけど人物撮影のほうが多そうだな!
っていう人におすすめです。
温かな色が特徴
カメラメーカー各社、『色』の考え方がそれぞれ違っていて、キャノンは『温かな色』が特徴です。
人物撮影が得意という理由にもなりますが、撮影時に温かな色を出せるので、肌の質感がキレイに撮れます。
オートフォーカスでピントが合うのが早い
キャノンはオートフォーカスの速さに定評があります。
そのためか、プロスポーツを専門にするカメラマンのほとんどがキャノンを使っています。
人物+動き(スポーツ)
はキャノンの得意なところです。
交換レンズが多い
キャノンは交換レンズが多く、用途に合わせたレンズを選ぶことができます。
APS-Cのセンサーサイズに対応したものだけでも種類は豊富ですが、Lレンズと呼ばれる(Luxury=高級)レンズがあり、さらに種類が多くあります。
EOS 80Dの特徴・レビュー
最高7枚/秒の高速連写
上記の通り、Canonの一眼レフカメラは動きに強いので、アスリート・こどもや動物などの激しく動く被写体の撮影に適しています。
その中で、EOS 80Dの連写速度は最大で約7枚/秒の高速連写を搭載。
カメラの設定で、AIサーボAFに設定すると、被写体にピントを合わせながら、高速連続撮影を行えます。
連続撮影時の連続撮影可能枚数は約77枚!
上の写真のようにプロバスケの試合を撮りに行くことがありますが、高速連写は欠かせない機能。
- 子供の運動会・お遊戯会の写真
- 子供の部活動の記録
- 動きの多い野鳥
- 電車・新幹線・飛行機
など、動く被写体に対しての撮影に適していて、筆者も高速連写は重宝して使っています。
バリアングル液晶が搭載されている
バリアングルモニターとは液晶モニターを稼働させれるモニターのことです。
このモニターの利点は
- モニターを可動させれるので、ハイアングル・ローアングルの撮影がしやすくなる
- 縦撮影もしやすい
- 自撮りができる
モニターを可動させれるのが最大の特徴です。
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一眼レフカメラではバリアングル液晶が付いているものがオススメです!
ローアングル・ハイアングルからの撮影でよく使います。
自撮りにも最適で、家族写真などで使ったりできるので、撮影の幅を広げてくれる機能のひとつです。
ライブビュー撮影が写真の撮り方を変える
ライブビューっていうのは、上の写真のように液晶を見ながら撮影する方法です。
一眼レフカメラはファインダーを覗いての撮影が一般的ですが、スマホのように画面を見ながらの撮影ができます。
シャッターもピントを合わせたい部分(液晶)にタッチすることで高速AF+撮影ができます。
上記で紹介したバリアングル液晶+ライブビュー撮影でハイアングル・ローアングルの撮影がやりやすい上、ピントの位置も自由に直感的に選べるので撮影の幅は上がります。
Wi-Fiでの撮影がマジで便利
EOS 80Dには無線LANで外部機器と接続できるWi-Fi機能が搭載されています。
ワイヤレスで繋がるのでさまざまなシーンで活躍します。
自宅ではパソコンやプリンターに接続することで、Webサービスを利用したり、離れた場所から印刷を行ったりできます。
そして、スマホと連動させることでカメラを触れることなく撮影・再生ができます。
Wi-Fiの電波も30m程度までなら撮影できるので、離れた場所からスマートフォンで画角等を確認しながら自分たちを撮影することができます。
三脚にカメラをセットしスマホとカメラを連携すれば集合写真を撮ることもできちゃいます。
また、カメラに触れずにカメラ内の画像を見ることができます。
セキュリティが不安な交通機関の移動の時でも、人の多い屋外のカフェでも、カメラをバックに入れたまま画像を見ることができ、お気に入りの画像をスマホに直接保存することができます。
旅先では、友人との旅行の記録もすぐにシェアできてしまうので、すごい便利です。
一眼レフカメラの基礎知識・基本性能・おすすめ機種まで紹介しますより引用
このWi-Fi機能がホントよくできていて、よく使います。
写真を撮っていると結婚式とかでカメラマンを頼まれることがあるのですが、その際に自分もその集合写真に入ることができますし、家族写真とかも自分が入って撮ることができるので超便利。
しかも、そのあとにスマホにシェアできるので、パソコンがなくてもすぐさま友人・家族と共有できてしまいます。
クリエイティブフィルターで写真の加工も簡単
写真撮影を一段と楽しませてくれるクリエイティブフィルターが標準装備されています。
しかも、ライブビュー撮影でリアルタイムに効果・仕上がりを見ながら撮影できるので、楽しんで撮影できます!
これが標準の写真。
例えば、クリエイティブフィルターをトイカメラ風に加工するとこんな感じになります。
魚眼レンズ風↓↓
水彩画風↓↓
などなどこれ以外にも様々なクリエイティブフィルターがあるので、通常のカメラとはまた違った撮影が楽しめます。
映画撮影でも使われる!動画撮影もできる
EOS 80Dで動画撮影までできます。
一眼レフカメラは高画質で、望遠レンズを持っていれば長距離からの動画撮影ができます。
一般的なビデオカメラはデジタルズームになるので、運動会などのシーンでは遠くの子供の撮影になると画質が落ちることがあります。
しかし、一眼レフカメラは光学ズーム。これは動画においても適応されるので画質が落ちることがありません。
Canonの一眼レフカメラの動画撮影は「EOSムービー」と言われ、実際に番組や音楽のプロモーションビデオ、映画で使われることもあって、本格的な動画撮影ができてしまいます。
動画撮影はオートフォーカス機能、顔の追尾機能も使うことができるので、初心者でも簡単に使うことができます。
写真から動画への切り替えもボタン一つでできるものもあり、機動性も抜群です。
運動会のかけっこ競技が始める前の緊張した様子を写真で収め、実際のかけっこは動画で撮影し、終わった後の爽やかな顔は再び写真で収める。
こんなことが簡単にできてしまいます。
一眼レフカメラがあればビデオカメラはいらないかもしれません。
EOS 80Dレビューまとめ
いかがでしたか?
一眼レフカメラはやはり圧倒的な画質の良さだと思いますが、基本性能は機種それぞれになっています。
価格的に高いものがやはり優れているのですが、今回紹介したEOS 80Dは、ハイアマチュア機ながら価格はかなり抑えられていて初心者でも買いやすい機種になっています。
ぼくもこの機種から一眼レフカメラの道をスタートさせましたが、初級機よりも設定・ボタンが豊富で、最初の頃はわからなくても徐々にいろいろな機能のおもしろさ・写真へのこだわりが出てくるので、いろいろ設定できるEOS 80Dにして正解でした。
上記のようにいろいろな機能が付いてくるので、楽しみながら撮影の幅を構築できるのが魅力です。
よければ検討してみてください。
ではっ!!
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本日紹介のEOS 80Dはこちら
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