働き方

【独立・起業・開業】日本政策金融公庫からの融資。自己資金が少ない状態から融資を受ける方法とは。

どうも。シロクマアキラ@AKIRABLOG1です。

ぼくは鍼灸師として治療院を経営しています。

自己資金が少なかったぼくでも、日本政策金融公庫さんから融資を受けることができ、開業出来ました。

開業するまでにはいろいろな事がありましたが、それまでの経緯は下に書いてますので、よければお読みください。

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本日は、日本政策金融公庫さんから借りるまで、ぼくがどのような手順で、どのように借りたかを書いていきます。

日本政策金融公庫から融資を得るための下準備

独立・開業に向けて自分の中でどんな店舗にしたい。どんな事業をやりはじめたい。イメージがだいぶ固まっていると思います。

そのイメージを現実にするために、

  • 事業にかかるお金の計算
  • 借入れ金額の決定
  • 売上げ予想
  • 返済計画

などをより具体的に決定していかなくてはなりません。
ぼくの場合、店舗を借りて・改装・看板設置・店舗備品の購入など、
お金の部分で何が事業に必要になるのかを、全て確認しました。

そこから、独立・開業にかかる費用を算出し、

プラスで運転資金を計算します。
運転資金は、事業がうまくいかない期間を自分・家族が生活できるようにするための最低限のお金と
事業を継続していくための数ヶ月分の経費を計算しましょう。

開業資金と運転資金を合わせた金額から自己資金を引いた額融資額になります。

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ここでは、イメージから実際にかかるお金を計算し、融資のための下準備をしましょう!!

ここでのお金の計算はすごく大事になるので、より正確にできるといいですね!![/voice]

いきなり融資の話ではなく、相談から

ぼくの話ですが、先ほどの関連記事でも書きましたが、自己資金があまり貯まっておらず、ほとんどを融資でいかなくてはいけませんでした。

融資にあたって、自己資金は半分。1/3は持っておきたい。っていう情報があったので、ぼくの自己資金では到底半分・1/3にも及ばなかったので、融資は無理なのか!?と悩まされました。

そもそも日本政策金融公庫さんから借入れできないイコール開業できない

だったので、そんな状態でも融資してもらえるのか、相談してみました。

日本政策金融公庫への相談は、電話・商工会・直接相談がある

悩んでいても仕方がないので、自己資金があまりない状態でも借入れができるのかを相談してみました。

日本政策金融公庫への相談の仕方は、

まず電話は、事業資金相談ダイヤル tel:0120-154-505

また、日本政策金融公庫には全国各地に支店があるので、そちらに直接相談に行っても大丈夫です。
もちろんアポを取ってからいきましょう。

そして、商工会でも融資の相談ができます。
商工会も全国各地にあるので、近く又は開業場所の市の商工会へ相談するといいでしょう。

 

ぼくは、まずは電話で相談。

自己資金があまりなくても融資できるケースがある

ことを聞き、商工会を通して、直接相談。

事業に関することなどを明確にしていたことから、これから事業計画書をしっかり作れば融資できる可能性はある。

と言われたので、相談してからさらに開業へ加速しました。

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悩んでいるなら、まずは相談してみましょう!

親切丁寧にこれからやるべきことをいろいろ教えてくれます。[/voice]

融資額の決定と書類作成・事業計画書は別で作成しましょう

下準備の段階から融資額を算出してましたが、実際の融資に向けて融資額を決定し、必要な書類を作成していきます。

ぼくの場合、この時にはすでに開業予定の店舗の家賃・内装工事の見積もり・看板設置の見積もり・店舗備品の購入見積もりなど業者との交渉も含めて行なっていました。

ここで融資が下りない

なんて状況になるわけにいかない状態。
そこまで正確に出した上で、自己資金・開業資金と運転資金との兼ね合いで

融資額を決定しました!

自己資金が100万・融資額(開業資金・運転資金)600万で、決定しました。

開業資金も運転資金も後から何が起きて費用がかかるかわからないので、かなり余裕をもたせました。
(実際、内装工事が見積もりよりもかなり大きくなってしまったので、結果的に余裕を持たせて正解でした。)

 

融資額が決定したので、ここからは必要書類の作成です。

  • 創業計画書(ダウンロードはこちら
  • 設備資金のお申込の場合は見積書
  • 履歴事項全部証明書または登記簿謄本(法人の場合)
  • 担保をご希望の場合は、不動産の登記簿謄本または登記事項証明書
  • 生活衛生関係の事業を営む方は、都道府県知事の「推せん書」(借入申込金額が500万円以下の場合は不要です。)または、生活衛生同業組合の「振興事業に係る資金証明書」(ダウンロードはこちら

日本政策金融公庫から引用

ここで大事なのが創業計画書=事業計画書です。

融資相談の時に、この事業計画書を見ながら面談をしていくのですが、

正直、この様式に収まる事業計画じゃダメです。

もっと深いところ・戦略的な部分はこの事業計画書だけでは説明できないので、どちらにせよ別の資料が必要になります。
融資をするに値するかは、事業計画書・資料を見て話していくので、この資料の作成がすごく重要です。

ぼくは、

  • 事業の概要
  • 事業の強み
  • 販路と販売手順
  • 事業展開
  • 損益計画
  • 資金繰り

など担当者にわかってもらえる事業計画書を作らなきゃいけません。

ぼくも事業計画書は作ったことがなかったですが、この本を読みながら作成することで事業についてもっと深く戦略的に・説明できるようになりました。

別でこの事業計画書の資料を持っていくことで、担当者にも伝わりやすかったと思うので、ちゃんと別で資料を作成しましょう。

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準備してきた金額を事業計画書に落とし込みましょう!

自身でよりわかりやすい事業計画書を別で作成しましょう![/voice]

日本政策金融公庫への融資相談・面談・面接

必要書類の作成後、日本政策金融公庫にアポを取り、融資に向けた面談・面接をします。

当日の格好はスーツが望ましいです。時間には遅れないように行きましょう。

 

ぼくは、
8月のお盆明けが面接でした。

作り込んだ事業計画書と他の書類を持ち、頭には事業におけるさまざまな数字を入れて、それを覚え返しながら日本政策金融公庫に向かいました。

到着後、アポを取った者だということを伝えると、面談室に通され少し待つと担当者が入ってきました。

担当者はぼくが一度商工会へ相談に行った時に、話を聞いてくれた方でした。初対面ではなかったので少し安心しました。

早速、必要書類の提出と別で持っていった事業計画書の提出・自己資金確認のため預金通帳を提出し面談が始まりました。

基本的には自分で作っていった事業計画書をみてもらいながら、事業のこと・資金計画について話しました。

ここで事業計画書がめちゃめちゃよくできていて、計画もよく練られていると褒められました。

さらに、自身でこれまでに治療の経験があることから『大丈夫』でしょう、と言葉をもらいました。

自己資金が少ないことは確かに懸念材料ではあるけど、経験と計画がしっかり立っているので大丈夫でしょうと言われました。

ただ、一度、りん議にかけ全体で会議してからが本決定になる。ことを言われて決定するまでに時間がかかるから、それまで待つ・決定は電話で伝えることを受け、終わりました。

 

こんな感じで、自分的には比較的あっさり終わってしまいました。
時間は30分程度。

担当者に一度、会っていて、相談していたことがよかったのと、自作の事業計画書を持っていったのがよかったと思います。

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面談は準備したことを正確に伝えましょう。

担当者に”これは大丈夫”と思わせる面談にしたいですね![/voice]

融資の決定までは約3週間・振込は4週間

融資の決定は「大丈夫でしょう」と言われていても、自己資金が少なかったのでそれでダメになるんじゃ・・・と待っている間は不安でした。

一般的には融資の決定まで3週間と言われていますが、ぼくの場合も約3週間で連絡が来ました。

融資決定!!

ということで、融資にあたって必要書類があるので、それを取りに行き・書いてまた提出に行く。

実際の振込はそこから数日後だったので、振込まで含めると約4週間かかりました。

8月に面談があり・9月中旬に融資決定・下旬に振込があり、10月には内装工事がはじまったので、かなりのスピードで開業に向けて進み、

11月開業を迎えることができました!

ぼくの場合、11月の開業に向けてすでに動いていて、融資が決定していないのに、店舗の賃貸契約の手配や内装工事の手配・看板作成の手配をどんどん進めていました。

今思うとホントに融資決まらなかったらどうしてたんだろう・・・。

ひとまず、こんな感じで融資決定・振込確認まで終わりました。

まとめ

独立・開業・起業において、準備がなによりも大事です。

日本政策金融公庫さんに融資してもらうための準備よりも、その事業がうまくいくための準備をすることが大事で、それが融資に繋がったと思います。

日本政策金融公庫さんとの面接では、自作の事業計画書を作成し、念密に計画を練れていたことが、自己資金が少ない自分でも融資を受けれた理由だと思います。

これから独立する人は準備が大変だと思いますが、自分のイメージしたものが形になっていくのは、めちゃくちゃ楽しいです。
よく準備をして、楽しんで起業をしてください。

ではっ!!

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