どうもシロクマアキラ@AKIRABLOG1です。
ぼくは鍼灸師として現在、治療院を経営していますが、以前に総合病院の外科に所属していた経験がありまして、いろいろな手術の見学を経験させてもらいました。
←手術室に入っている時のぼくです。
僕がいたのは消化器外科だったので、手術となると
胃がん・
さまざまな疾患の手術になります。
手術ってやったことある人いますか?
僕は部活やってる時に膝を怪我して手術をしたことがあるんですが
手術ってなると人生の一大行事になっちゃうわけですよ。
膝の手術でも6時間とかかかるんですけど、
がんになるともっと時間がかかります。
今日はそんな手術の1日を患者さん側ではなく、
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目次
手術当日は朝から準備で忙しい
僕がいた外科は朝からの手術が多かったのですが、手術日は手術だけをすればいい訳ではありません。
準備もかねて、朝は回診からスタートです。
回診は外科で入院中の患者さん全員にします。
ドラマである院長の総回診ですね!
そして数日前から手術のために入院している患者さんの状態を確認。
手術にあとで呼びにくることを伝えます。
患者さんは手術を行うことに不安を感じていることが多いので、
先生も安心してもらえるように、もう一度しっかり説明していました。
回診の後はドクター(医者)どうしでカンファレンス。
その日の手術の方法・流れなどを再確認します。
その後準備してオペ室に入ります。
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手術日の長〜い1日のスタートです。
前々から行なっていた準備と回診で、患者さん状態を確認後、いよいよ手術室へ。
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オペ室はめちゃくちゃ清潔
あたりまえですが、
オペ室には清潔な状態でないと入れないので、
写真・再登場ですが、
オペ室に半袖にステテコみたいな生地の薄いズボン・頭には髪の毛が落ちないよう帽子を被り・オペ室用の清潔なスリッパに履き替え、入ります。
オペ室は暑い!
なんせお腹を開けたりするわけなので、体温の低下を抑えるため、
着替えてオペ室に入ると、
オペ専用の看護師(ドラマで執刀医にメスとかを渡す人)や麻酔科医の先生が準備してます。
準備が終わると患者さんが入れられ、いよいよ麻酔です。
主治医の外科の先生から今から手術すること、
麻酔科医の先生から麻酔すること、
を伝えられいよいよ手術の開始です。
ちなみに僕は記録係だったので、
オペ室はめちゃくちゃ清潔。
ゴミとかホコリとかも部屋の気圧を調節することで、
外にゴミがでやすい仕組みになっています。
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お医者さんになると上のぼくの格好から、さらにガウンと帽子・手袋をつけて手術に挑むよ。
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オペ室には音楽が流れています
オペ室には患者さんにリラックスしてもらうために、
患者さんの年代にあわせていろいろなCDが用意されていました。
患者さんはオペ室に入り、手術の説明を受け、麻酔をされるまでの時間は10分から20分程度です。
麻酔はあっという間に効いてしまうので、
さぁ、オペスタート。となると
なんと!
執刀医の好きなCDがかけられるのです。
ドクターもオペは時間がすごくかかるので、
もちろん、かけないドクターもいましたが。
麻酔の時間と手術時間のタイマーがある
オペ室には、2つのタイマーがあります。
1つは麻酔からの経過時間
もう1つは手術の時間
実は、麻酔がかけ終わったらすぐにオペが開始されるわけではないのです。
麻酔が終わったあと
- 尿道にカテーテルを入れたり、
- 点滴のルートを取ったり、
- 術野といわれるオペする部分を確保したり、
- オペ器具を準備したり
といろいろな準備をします。
それが終わるといよいよオペ開始です。
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オペの時間だけでなく、麻酔の時間もすごく大事だから、2つの時計が用意されています。
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手術の時間は人それぞれ、だからこそ見えるドクター(お医者さん)のすごさ
手術はホントに人それぞれで、終わる時間も人それぞれ。
虫垂炎は3時間もあれば片付けまで終わりますが、
という感じでした。
手術はもちろん緊迫した空気の中で行われます。
ドクター(お医者さん)は手術中、もちろん、休憩もトイレもなし!
ずっと立ちっぱなしです。
がんなどの6時間以上の手術でもぶっ通しでやります!
考えられます?
僕なんて見学させてもらってる立場で記録してるだけなのに、6時間立ちっぱなし
トイレにも行かせてもらいますが、
同期とドクターはオムツしてやってんのかな?
って話しになるくらい、長時間の手術でもトイレいかないんですよ・・・。
真意はどうかはわからないですが、
とあるオペで7時間くらい経ったあとに、
ホントにドクターすごいです。
そうやって、オペは成功。
患者さんも麻酔は解かれ、
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長時間のオペでのドクターの集中力は本当にすごかったです。
真似できない集中力でした。
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手術が終わってもまだまだやることたくさん!!
オペが終わって、さぁ帰ろう!
ってならないのが手術。
がんの場合はそのあと、
- 病理検査のために取り出した細胞の検査
- リンパ節への転移がないかを検査
をするために摘出した臓器の至るところから細胞を取り出します。
記録係の僕もここで取り出したがん細胞の撮影など、
病理検査のあと、目覚めた患者さんのチェック。
オペ当日と翌朝まではバイタルのチェックは入念に行いながら、
バイタルチェックの合間に、
ここでぼくも一緒にご飯を食べさせてもらって、ようやく終了。
ドクターはまた病棟へ戻るのでした…。
この後もドクターは患者さんのチェックや
ほかの入院患者さんのチェック・カルテ整理などを行って終了です。
朝の準備から手術開始・終了まで、
さらには病理検査・病棟への回診など
手術日はこんな感じで1日が流れています。
12時間以上、普通に病院にいますよ。。
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手術が終わったら、終わりじゃないのが手術日のすごいところ。
患者さんの容体を術後もしっかりとチェックしていきます。
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ドクターすごすぎ。ぼくにはなれないな。
どうでしたか?
こんな感じで手術当日、医療者側は動いています。
僕ら医療従事者はピンポイントで関わっていくことが多いですが、
ドクターになるとすべてに関わらなきゃいけません。
責任はすべてドクターにのしかかっているので、それを受け止められる人が医者になるんです。
僕は研修していて、
まず頭でドクターにはなれないけど、
仕事量とかプレッシャーを近くで見させてもらって、
絶対になれない。
と思ってしまいました。
- 手術中の脅威の集中力
- オペの術式変更などの判断力
- 外来などでの無数にある薬の中から患者さんにあう薬を選ぶ技術
- 医療に関する深い知識
あらゆる面でしっかりしていないと
医者にはなれないとわからされました。
手術は大変!!
ドクターはすごすぎ!!
ってことをお伝えしたい今日のブログでした。
ではっ!!
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