一眼レフカメラの基本

故障を防ぐ!レンズフードの選び方|必要性と効果を学んでカメラを守ろう

一眼レフカメラに興味を持ったある時、

[voice icon=”https://akirablog.net/wp-content/uploads/2018/03/IMG_4999.png” name=”シロクマくん” type=”l big icon_yellow”]

レンズに筒がついてる!!

あの長いのなんだ!?

かっこよくないか!?

プロみたい!!

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とレンズフードをつけて撮影している友人をみて驚きました。

 

でも、なんでついてるんだろう?

一眼レフカメラをはじめたばかりの人やレンズフードを使ったことがない人は、必要性や効果について知らない人もいるんじゃないでしょうか。

 

本記事では、レンズフードをつける意味・効果について書いていきます。

また、レンズには対応したレンズフードがあり、どれを選んでもいいというわけではありません
合わせてレンズフードの選び方を書いていきます。

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レンズ保護フィルターは必要?おすすめ商品と選び方をご紹介

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レンズフードとは

レンズフード

一眼レフカメラのレンズ部分に取り付けるのがレンズフードです。

写真のようにレンズの先に取り付けます。

レンズフードは付属品になるので、基本的に自分で購入しなくてはいけません。(レンズによってはついてくるものもあります。)

しかし、それが故に一眼レフカメラ初心者の方は多くの人がつけておらず(最初に買うキットレンズにはついてこない)、なんでつけるのかもわからない人も多いようです。

それではレンズフードについて解説していきましょう!

レンズフードをつける理由

1.ムダな光の写り込みを防ぐ

写真撮影時には、どうしても逆光など光の加減が難しいシーンが必ずあります。

⚫ゴースト・・・逆光での撮影時など、レンズに強い光が入った時に、光源と違う場所に多角形の光が写り込んでしまう現象のことをいいます。

⚫フレア・・・逆光での撮影時に、レンズに強い光が入った時に、光がにじんで写真が白っぽくなってしまう現象のことをいいます。

ゴースト・フレアは撮影時に光が入ることで被写体とは関係のないものが写り込んでしまう現象ですが、レンズフードをつけることでそれを防止することができます。

すべてを防ぐことはできませんが、レンズフードをつけることでレンズに当たる光を調節することができます。

2.ガラスなどの反射による写り込みを防ぐ

窓やビルなどのガラス越しに撮影する時に、写真に撮影者や背景などの余計なものが反射して映り込んでしまうことがあります。

ガラスなどから離れている以上、写り込みは起きますが、これを防止するには「ガラスに近づくこと」と言われています。

レンズフードをつけることで、フードを直接ガラス面につけることができるので、反射による写り込みを防ぐことができます。

3.レンズにキズがつくのを防ぐ

一眼レフカメラで撮影を行なったり、カメラを持ちながら歩いていると、注意していてもぶつけたりしてヒヤッとすることがあります。

レンズフードをつけることで、そういうイレギュラーが起きた時にレンズにキズがつくのを防いでくれます

 

また、①でも説明したようにレンズフードは必要のない光を防ぐのに使いますが、光だけでなく・風・塵・ホコリなどからもある程度防いでくれます

レンズにはフィルターをつけるのが常識になっていますが、レンズフードをつけることで、レンズに塵やホコリがつきにくくはなるので、レンズを保護する上でも必要なアイテムです。

フードの種類

花形フード

一般的なのが四隅を切り落としたタイプのレンズフード。

花のような形になっているので、『花形フード』と呼ばれています。

標準レンズや広角レンズはこの花形フードが採用されていることが多いです。

円筒型フード

花形フードとは違い、切り込みがない円筒形をしたフード。

形のまま『円筒形フード』と呼ばれています。

標準レンズや望遠レンズで採用されています。広角レンズではこの円筒形フードをつけると画角にフードが入り込んでしまうため、採用されていません。

フードの選び方

レンズには、フィルター径・焦点距離などさまざまな違い・種類があって、持っているレンズによって合うレンズフードも違います。

フィルター径が合っていれば装着できないこともないのですが、間違えて買ってしまうと「ケラレ」と呼ばれる撮影に関係ないものが映り込む(この場合はレンズフード)現象になり、せっかく撮影しても使えない写真だった・・・。ということがありますので、しっかりとお持ちのレンズに合うレンズフードを買ってください。

例.Canon標準ズームレンズ

Canonで初心者向けのEOS Kissなどのエントリーモデルを購入する時に、一緒にキットレンズとして、

Canon 標準ズームレンズ EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM APS-C対応

を購入することが多いですが、これにはレンズフードが標準ではついてこないので、自分で購入しないといけません。

調べ方としては、「Canon 標準ズームレンズ EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM フード」と検索するとすぐに型番がわかります。

この場合、『Canon レンズフード EW-63C』が正解です。

お持ちのレンズ名+フード』で調べるとすぐに対応の型番がわかりますので、それで購入してください。

 

純正以外の類似品も多く出ていますが、「ケラレ」や故障の原因になる可能性もあるので、純正を買うことをオススメします。

ケラレ・・・画面の隅にレンズフードやフィルターが黒く写り込んでしまうこと

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フードの利用方法

フードがあってもかさばって持ち歩けなくなるということはありません。

フードをつけるとカメラ自体が大きくなりますが、フードは写真のように収納することができます。

レンズフードまとめ

レンズフードには

  1. ムダな光の写り込みを防ぐ
  2. ガラスなどの反射による写り込みを防ぐ
  3. レンズにキズがつくのを防ぐ

の三つの役割があります。

特にレンズの保護という役割は大きく、ゴミ・塵からもある程度保護できるので、つけるのがオススメです。

 

レンズフードはお使いのレンズに対応したレンズをつけなくてはいけません。

「お使いのレンズ+フード」

で検索して、対応したレンズフードを購入・装着するようにしてください。

レンズフードをつけて、いいカメラライフを送ってください!!

ではっ!!

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