一眼レフカメラをはじめるといろいろな用語があるので、よくわからなくなることがあります。
この記事では、初心者向けに一眼レフカメラ使用時によく出てくる用語をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
数字
35mm換算
35mmフィルムカメラを基準に焦点距離を換算した数値。
センサーサイズの大きさで変わる画角を35mmフルサイズの焦点距離に換算することで正確な数値を知ることができます。
例えば、CanonのAPS-C機だと35mm換算する場合は、1.6倍。10mmの焦点距離だと35mm換算の場合は10×1.6=16mmとなる。
Canon以外のAPS-C機は1.5倍になるので覚えておきましょう。
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アルファベット
AF
オートフォーカスの略。
自動で被写体との距離を計測してピントを合わせる機能のこと。
F値
絞りの開き具合を数値化したもの。
数値が小さいほど光が多く入り、大きいほど光が少なくなります。
F値が小さいと明るく撮れるので、その分シャッター速度を抑えて撮影できます。
F値のFはfocusからきていて、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表記されます。
F値を大きくするとレンズは絞られて、光の入る量が少なくなるので暗く撮影できるようになります。
例えば、 F4からF5.6に上げると光の量は半分に、F5.6からF8にするとさらに半分になります。
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ISO感度
光の感受性を数値化したもので、感度をあげる(数値を上げる)と少ない光(暗いところ)でも明るく撮影できるようになる機能です。
数値が大きくなるほど暗い中で撮影しやすくなる。が、画質も落ちます。
反対に数値が小さくなるほど暗いところでの撮影には不向きだが、画質がよくなります。
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PLフィルター
偏光フィルターともいい、光が当たった被写体の表面反射を除去するフィルターのことを言います。
水面やガラス面の取り除き、空気中の誇りや水蒸気の反射を除去することで、コントラストをあげることができます。
あ行
アイレベル
撮影ポジションのことで、撮影者の目線の高さのことをいいます。
明るいレンズ
光を多く通すことのできるレンズ。主にレンズの構造が単純な単焦点レンズに多いです。
レンズ表記のF値が小さいものほど明るいレンズになります。
アスペクト比
写真の縦・横の比率のことをいいます。
16:9 ハイビジョンテレビの画面がこれです。
パノラマ写真の一種。アドバンストフォトシステムの規格(APS-H)。一部のデジタルカメラでも使われます。
3:2 35ミリフィルムのほとんどを占める規格。
一眼レフカメラで使われているのがこれです。
4:3。一般的なテレビ画面(NTSC)やコンピュータのディスプレイに同じ。
コンパクトデジタルカメラなどで主流。
圧縮効果
距離が離れている被写体同士が、まるで近くにあるように見える効果。
望遠レンズでの撮影に顕著に出ます。
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アップ
被写体に寄って、画面内で大きくとらえることで、「寄り」ともいいます。
アングル
カメラの角度のこと。
ハイアングル・ローアングル・水平アングルの他に、左右斜めのアングルがあります。
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アンダー
適正な露出に対して光の量が少なく、暗く写ることをいいます。
イメージセンサー
イメージセンサーは光を感受するセンサーです。
そのため、センサーサイズが大きければより多くの光を取り込むことができます。
光を多く取り込めると明るくキレイな写真を撮ることができて、暗い場所での撮影にも強いです。
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センサーサイズが大きければキレイな写真が撮れます。
雲台
三脚にカメラを取り付ける部分で、カメラの向きや高さ、傾きを調節することができます。
オーバー
適正な露出に対して光の量が多く、明るく写ることをいいます。
か行
開放値
レンズの絞りを最も開いた状態のF値のことをいい、開放F値・開放絞りともいいます。
画角
写真に写る範囲を角度で示したもので、広角になるほど広い範囲が写り・望遠になるほど範囲が狭くなることをいいます。
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逆光
被写体の後ろから光が当たること。
グリッド線
垂直水平を確認するための格子状の線のことをいいます。
最近のカメラではライブビュー撮影時に液晶モニターに表示させることができます。
黒潰れ
写真の暗い部分の階調が失われ、黒一色となってしまう状態のことをいいます。
広角レンズ
広い範囲を写すことができるレンズ。
一般的に焦点距離が35mm換算で16-35mmのものを指します。
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ゴースト
逆光での撮影時など、レンズに強い光が入った時に、高原と違う場所に円や多角形の光が写り込んでしまう現象のことをいいます。
コントラスト
最も明るい部分と最も暗い部分の輝度の差のことをいいます。
コントラストが高いほど明暗の差が高まり、メリハリのある写真になります。
反対に低いと明暗の差がなくなりぼやけた印象になります。
さ行
撮像素子
光を電気信号に変更する電子部品のこと。
三脚
カメラを固定するための撮影器具。
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色相環
異なる色を連続的に円環状に並べたもの。円んお腹で向かい合う色同士を補色・隣り合う色同士を同系色といいます。
虹色の順番「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」に赤紫を加えて、リング状にならべると画像のようになります。これを色相環と言います。pic.twitter.com/V5R2O2klGo
— ファッションブランドbot (@e643251) May 9, 2018
自然光
主に太陽光や月光などの自然に由来する光のことをいいます。
絞り
光を取り込む穴のことをいい、レンズ内にある絞り羽根で、光の量を調節します。
その量はF値で表されます。
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斜光
被写体の斜め前方から当たる光のことをいいます。
シャッタースピード
シャッター速度とは、その名の通りシャッターを切る時間のことを言います。
シャッターは開いている時間に撮影ができるので、シャッター速度を早めるとスポーツなどの撮影に適したブレのない写真が撮れます。
逆にスポーツの時にシャッター速度を遅くしてしまうとブレブレのピントの合わない写真が撮れてしまいます。
夜の撮影では、シャッター速度を遅めることで、光を多く取り込み明るい写真を撮ることもできます。
長時間露光といって、自動車のテールランプなどを途切れなく描写させる撮影技術の時にシャッター速度を遅めたりします。
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収差
写真がレンズによって、歪んだり・色が滲んでしまったりする現象のことをいいます。
順光
被写体の真正面から光が当たることをいいます。
焦点距離
ピントを合わせた時のレンズからの撮像素子の距離のことをいいます。
単位はmmで表、写真に写る範囲の指標として使われています。
白飛び
写真の明るい部分の階調が失われ、白一色となってしまう状態のことをいいます。
水準器
垂直・水平を確認する器具。
水平アングル
被写体に対してカメラを水平にした構え方。
ズームリング
ズームレンズの焦点距離を調整つするリング。
ズームレンズ
レンズを交換しないで焦点距離を変更できるレンズのことをいいます。
焦点距離を調節知る時はズームリングを回して調節します。
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スローシャッター
シャッタースピードを遅くして撮影することをいいます。
低速撮影や長時間露光ともいいます。
動いている被写体をわざとブラして撮る方法です。
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測距点
測距点はフォーカスポイントとも言われ、ピントを合わせるためのポイント・目印のことを言います。
測距点が多いと、ピントが合うポイントも増えるので、動くものを捉えるのには測距点が多い方が有利になります。
た行
単焦点レンズ
焦点距離が固定されているレンズのことです。
写る範囲を変えるには撮影者が動いて調節する必要があります。
な行
流し撮り
動いている被写体に向けてカメラを動かし、ピントを合わせ続ける撮影法です。
背景をブレさせて撮影できるので、動いている被写体のスピード感を表現することができます。
は行
ハイアングル
被写体に対してカメラを下向きにして構える撮影法です。
ハイポジション
撮影ポジションで撮影者の目線よりも高い位置を表します。
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パンフォーカス
近距離から遠距離までのピントがあっている状態のこといいます。
テレビなどの撮影はこのパンフォーカスで行われていることが多いです。
ハイライト
写真の中で最も明るい部分のこといいます。
半逆光
被写体の斜め後ろから当たる光のことです。
被写体深度
ピントが合う範囲のことをいいます。
ピントが合う範囲が狭いと「被写界深度が浅い」
ピントが合う範囲が広いと「被写界深度が深い」
といいます。
標準レンズ
人間の視野に近い範囲を写すことができるレンズ。
一般的に焦点距離が35mm換算で35−70mm前後のものをいいます。
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ピント
カメラのレンズにおける焦点のことをいいます。
被写体がはっきり鮮明に写る状態のことを「ピントが合う」といいます。
フィルター
レンズフィルターのことで、撮影時にレンズに装着し、そこを通過する光に制限を与える器具のことをいいます。
NDフィルターは意図的に光の光量を減らすレンズフィルターです。
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フォーカスエリア
ピントを合わせる領域のことをいいます。一眼レフカメラではフォーカスエリアを自分で設定することができます。
フレア
逆光での撮影時に、レンズに強い光が入った時に、光がにじんで写真が白っぽくなってしまう現象のことをいいます。
フレーミング
写真を撮る時に撮影範囲の位置、大きさなどを検討し決定することをいいます。
望遠レンズ
範囲は狭くなるが、遠くのものを大きく撮影することができるレンズ。
一般的に焦点距離が35mm換算で70mm以上のものをいいます。
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ポジション
カメラを構える高さのことをいいます。
一般的にハイポジション・アイレベル・ローポジションの3つの位置があります。
ボケ
レンズの効果によって写真の1部をぼかす表現方法。
ホワイトバランス
光の種類に合わせて、白いものを白く写す機能のこと。
被写体の色を正しく写す他に、カラーフィルターのように使うこともできます。
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上の写真のように同じ写真でもホワイトバランスが違うだけで色味と印象が大きく変わります。
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ま行
マクロレンズ
小さな被写体を大きく写すことができるレンズ。
丸ボケ
点光源を円形にぼかす表現のことで、玉ボケ・円形ボケとも呼ばれます。
ら行
ローアングル
被写体に対してカメラを上向きにした構え方をいいます。
ローポジション
撮影ポジションで、撮影者の目線よりも低い位置を表ます。
露出
写真を撮る上での光の量のことをいいます。
露出はしぼりとシャッタースピードの組み合わせで決定します。
露出補正(EV)
露出補正とは写真全体の明るさを調節できる機能で、画像を明るくしたり・暗くすることで自分の意図したイメージに近づける撮影機能の一つです。
写真を撮影していると「もっと明るいのに・・・」「もっと暗くしてシックにしたい・・・」なんてことが起きてきます。
カメラがデータとして好ましい明るさを判断して調節してしまっています。露出補正により変えることで、現実的な見た目とのギャップを補うことができたり、実際よりも明るく色を出したりすることができます。
ただし、露出補正で補えるのは写真全体の明るさのみになるので、部分的な明るさ・暗さは調節できません。
露出補正を行うことで、色彩濃度を変化させることができます。
青色の色であれば、明るめに露出補正をすると淡い青色にでき、暗めにすると群青色に変化させれます。
この変化を撮影の技術として取り入れている写真家も多く、写真のイメージを露出補正で変化させる技法はメジャーなものになっています。
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ワイド
被写体から離れ、周辺の風景と一緒に広く撮ることをいいます。
「引き」ともいいます。